■看護部
看護部長挨拶〜看護部長に就任しました
コロナ禍の4月に就任いたしました。今年はナイチンゲール生誕200年という事もあり、このタイミングで就任したことに何か感慨深いものを感じています。
就任と同時に看護理念を変えました。看護理念は私たち看護職の目指すところ、縁(よすが)である訳ですが、それが看護職員にうまく伝わっていないように感じていたからです。病院の看護はチームで行うものですから、目標がわかりにくいというのはどう動いてよいのか分からず痛手なのです。
「看護」は時代と共に変わってきます。ですが「看護」の根本にあるもの「看護の心」はそれこそナイチンゲールが活躍した時代から変わらないのです。
変わっていく「看護」の中の変わらない「心」。その目に見えないものを如何様に表現し、当院看護部の縁(よすが)とすればよいのか・・・再考を重ねて文字(言葉)に表したものが新しい理念です。
「私たちの家族、私たちの大切な人に受けてほしいと思う看護を提供します」
私たちが家族や恋人の事を想うときのあの「気持ち」を「看護の心」として表現しました。ですが「看護」は「気持ち」だけではダメなのです。看護は科学ですから知識も技術も必要なのです。その点を4つから成る基本方針の1番目で補いました。
1.人として、専門職として自己研鑽に努めます。
2.自ら考え、行動・実行できる職場風土をつくります。
3.安全で快適な療養環境の提供に努めます。
4.地域の皆様とのつながりを大切にします。
私が父母を看護することがあれば、私は自分の知識・技術を最大限に活用します。父母をだれかの手に委ねなければならないとしたら、私はその看護師の方には自分の家族や恋人に接する気持ちで知識と技術を駆使した看護を提供して頂く事を希望します。それは、看護を受けるすべての人とその家族が願う事ではないでしょうか。青山病院看護部は、「青山病院において提供される看護は、看護師が自分の家族や恋人に提供するのと同じ質の看護である」を理念として看護の具現化をしてまいります。
就任後すでに6か月が過ぎようとしています。小児科では子どもたちの天使の笑顔に癒され、整形外科では以前の入院患者様に励まされ、内科では常連さん(?)の変わらない病状に安堵しています。また病棟では一生懸命リハビリに励む患者様の姿をみて、「皆様に生かされている」ことを実感した日々でした。看護を通して地域の皆様に貢献できるよう、職員と共に精進してまいります。
看護部長 佐藤五澄
「私たちの家族、私たちの大切な人に受けてほしいと思う看護を提供します。」
<基本方針>
1. 人として、専門職として自己研鑽に努めます。
2. 自ら考え、行動・実行できる職場風土をつくります。
3. 安全で快適な療養環境の提供に努めます。
4. 地域の皆様とのつながりを大切にします。