■リハビリテーション科
リハビリテーション科主任挨拶
令和元年11月より一般病棟、療養病棟に加えてリハビリテーション回復期病棟が新設され、急性期、亜急性期、維持期、また外来リハビリと幅広いリハビリのニーズに対応しています。
脳卒中や整形外科疾患に対して、日常生活に必要な可動域の改善、筋力増強、食事や更衣、入浴など日常生活に即した運動療法などのプログラムを立てて、機能改善を目標に進めています。また同時に身体機能のみならず、精神的にも患者さんに元気を届けられるように、「明るく、楽しく」をモットーにスタッフ一同活動しています。
リハビリ室
回復期病棟が完成するのと同時に、リハビリ室も新しくなりました。用途に合ったベッドや物理療法機器、エアロバイクや平行棒などの各種運動療法用具などを揃え、万全の態勢でリハビリを行っています。また、リハビリ室の南側には緑豊かな庭があり、晴れた日には歩行訓練なども可能で、少しほっとした空間になっています。
リハビリテーションとは?
リハビリテーションとは、ラテン語でre(再び)+habilis(適した)つまり「再び適した状態になること」「本来あるべき状態への回復」といった意味があり、患者さんに障害を受ける前の状態に近づけることを目標として治療をしています。専門職として、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士があり、当院でもこれらのスタッフ十数名が、医師、看護師、管理栄養士などと協力しながら進めています。
脳卒中などの中枢疾患、骨折や腰痛症、肩関節周囲炎、変形性膝関節症などの整形外科疾患、長期臥床に伴う体力の低下した患者さんなどが対象となります。
■理学療法
身体に障害を受けた患者さんが、関節を動かしたり筋トレを行ったりしながら、立ったり起きたり歩いたりといった基本動作能力を再獲得していきます。
■作業療法
身体や精神に障害を受けた患者さんに対し、トイレ動作や入浴動作、更衣動作などの日常生活動作や、認知症のリハビリなどを行います。
■言語聴覚療法
言語機能や摂食嚥下障害の患者さんに、発声や食事の飲み込みなどの訓練、指導などを行います。